日本語教育・授業運営

ビジネス日本語の宿題は何を出す?仕事で使うメール・依頼表現の練習方法

ビジネス日本語の宿題は何を出す?仕事で使うメール・依頼表現の練習方法

ビジネス日本語は実際の仕事を想定する

ビジネス日本語の授業では、敬語や業務で使う語彙を教える機会があります。しかし、語句を覚えるだけでは、相手から何を依頼されているのか正しく把握できない場合があります。

例えば「添付資料を確認し、修正が必要な箇所があれば木曜日までに連絡してください」というメールでは、確認作業・条件・期限の三つを読み取る必要があります。

宿題は、実務で何をすべきかを考えられる内容にしましょう。

練習1:メールの目的を読み取る

例文

件名:資料の確認のお願い

お疲れさまです。

来週の会議で使用する資料を添付しました。

内容をご確認いただき、修正が必要な箇所がありましたらお知らせください。

よろしくお願いいたします。

問題

このメールの主な目的は何ですか。

  1. 会議への出席を断る
  2. 資料の確認を依頼する
  3. 会議の中止を知らせる
  4. 新しい資料の作成を指示する

正解:2. 資料の確認を依頼する

解説:件名と本文から、添付資料の内容確認を依頼しています。

練習2:期限を正確に理解する

次の文を読んでください。

「資料の修正が必要な場合は、木曜日中にお知らせください。」

質問:修正が必要な場合、いつまでに連絡しますか。

  1. 水曜日中
  2. 木曜日中
  3. 金曜日の午後3時
  4. 来週月曜日

正解:2. 木曜日中

「木曜日中」と「木曜日の午後3時まで」では意味が異なります。仕事では時刻の誤解が問題につながるため、期限表現も確認しましょう。

練習3:依頼表現の丁寧さを比べる

  • 資料を確認してください。
  • 資料をご確認ください。
  • お手数ですが、資料をご確認いただけますか。

いずれも確認を求める表現ですが、丁寧さや相手への配慮に違いがあります。ただし、長い表現ほど必ず適切というわけではありません。誰に、どのような場面で伝えるかを考えさせましょう。

練習4:返信するときの対応を考える

「期限までに報告書が完成しない見込みです。最も適切な対応は何ですか。」

  1. 何も連絡せずそのままにする
  2. 期限を過ぎるまで待つ
  3. 早めに状況を説明して相談する
  4. 依頼メールを削除する

正解:3. 早めに状況を説明して相談する

このような問題は、日本語の理解だけでなく、業務上のコミュニケーションを考えるきっかけになります。ただし、職場ごとの業務ルールや慣習の違いもあるため、一般的な例として説明しましょう。

教材を作るときの注意点

実際のメールや社内資料を教材として使用する場合は、個人情報や機密情報に十分注意する必要があります。架空の企業名、人物、状況を使った例文を自作すると扱いやすくなります。

また、選択式問題だけで文章作成能力は十分に確認できません。メールを書く練習や会話でのやり取りと組み合わせましょう。

NHWで宿題にする

NHWで「ビジネスメールの読解」「依頼表現」「期限と条件」などの宿題セットを作れば、実際の授業内容に合わせて配布できます。回答を確認し、誤解が多かった表現を次回の授業で取り上げるとよいでしょう。

まとめ

ビジネス日本語では、正しい語句を知っているだけでなく、依頼内容を理解し、適切な行動を選べることが重要です。メールや案内文を使い、実務に近い場面で理解を確認しましょう。

NHW公式サイト:
https://nihongohomework.com

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