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日本語のコロケーションの教え方|自然な語彙の組み合わせを覚える宿題
「約束を守る」「予定が入る」「条件を満たす」など、自然な語彙の組み合わせを学ぶ指導法を解説します。単語の暗記から文章での使い分けへつなぐ宿題例も紹介します。
日本語を学び始めた学生にとって、助詞の使い分けは難しい学習項目の一つです。
特に「に」と「で」は、どちらも場所を表す場合があるため、混同しやすい助詞です。
例えば、次の2つの文を考えてみましょう。
どちらも学校という場所を表していますが、使用する助詞は異なります。
この違いを理解させるためには、助詞だけを暗記させるのではなく、後ろに続く動詞や文の意味に注目させることが重要です。
初級で最初に確認したいのは、存在する場所を表す「に」です。
例えば、次のような文です。
これらの文では、人や物がどこに存在するかを表しています。
「いる」「ある」などの存在を表す動詞と組み合わせる場合、場所には基本的に「に」を使います。
「に」には移動の到着点や時点などを表す用法もありますが、初級の最初の練習では、一度に多くの用法を混ぜないほうが理解しやすくなります。
次に、動作が行われる場所を表す「で」を確認します。
例えば、次のような文です。
これらの文では、ある場所で行われる活動や動作を表しています。
初級では、「どこで何をしますか」という質問と組み合わせて説明するとわかりやすくなります。
例えば、教師が次のように質問します。
「どこで日本語を勉強しますか。」
学生:
「教室で勉強します。」
このように、質問と回答を組み合わせると、助詞の使い方を具体的に理解しやすくなります。
次の2つの文を比較しましょう。
A:田中さんは図書館にいます。
B:田中さんは図書館で勉強しています。
Aでは、田中さんが存在する場所を述べています。
Bでは、田中さんが勉強している場所を述べています。
場所は同じ図書館ですが、何を伝える文なのかによって助詞が異なります。
学生には、場所の名前だけで助詞を選ばず、後ろの動詞を確認するように指導しましょう。
授業後の宿題では、まず基本的な使い分けを確認します。
先生は職員室( )います。
正解:1. に
解説:
「います」は存在を表す動詞です。人が存在する場所には「に」を使います。
学生たちは教室( )日本語を勉強しています。
正解:2. で
解説:
「勉強する」という動作が行われる場所を表すため、「で」を使います。
机の上( )辞書があります。
正解:3. に
解説:
「あります」は物の存在を表します。存在する場所には「に」を使います。
「に」と「で」の4択問題を作る場合、正解が一つに決まるようにすることが大切です。
例えば、次のような文は注意が必要です。
「学校( )日本語を教えています。」
この文では、通常は「学校で日本語を教えています」と表現しますが、学習段階に応じて文脈の説明も必要です。
また、「駅に行きます」のように移動先を表す「に」と、「駅で待ちます」のように動作の場所を表す「で」は、異なる用法です。
最初は学習目標を絞り、理解が進んでから複数の用法を組み合わせるとよいでしょう。
NHW(Nihongo Homework)では、先生が選択式の宿題問題を作成できます。
例えば、「初級助詞 に・での復習」という宿題セットを作成し、5〜10問程度の問題を登録します。
学生は専用リンクから回答し、先生は提出された回答を確認できます。
授業後に短い復習問題を配布し、間違いが多かった用法を次の授業でもう一度説明する方法がおすすめです。
「に」と「で」の使い分けを指導する際は、場所の名前だけでなく、動詞や文の意味に注目させることが重要です。
最初は「いる・ある」と「勉強する・読む」など、わかりやすい組み合わせから練習しましょう。
基本的な違いを理解した後、移動先や時間など、ほかの用法へ学習を広げていくと効果的です。
NHW公式サイト:
https://nihongohomework.com
クラス登録、宿題作成、学生への配布、提出状況の確認まで、NHWでまとめて管理できます。